三脚と雲台の重要性
まず、いくら良いカメラとレンズで撮影しても、撮影のさいにブレが生じたらその写真の質や鮮明度に期待はできないでしょう。従ってカメラやレンズを選ぶ前にどのジャンルの写真をどのように撮影するのかを慎重に考えたあとで機材を選定されることをお勧めします。
次に、重いレンズの使用、光線の質が良くない環境での撮影、そしてマクロ撮影や商業写真撮影などにおいて三脚と雲台はとても重要な機材です。雲台は大きく3ウェイと自由雲台に分けられますが、3ウェイ雲台は、スタジオなどでカメラをスタジオ用スタンドに固定し、上下だけの動作や左右にパンニングする時に有用な方式です。ただスタジオであっても様々な角度から自由自在に撮影するような場合は自由雲台がより便利でしょう。これは自由雲台が3ウェイ方式より機動性が高く振動抑制にも優れているためです。当然、フィールドの場合は携帯性にも優れている自由雲台の方がより有用だといえます。ノブを回すだけでカメラの位置を全方向に動かし、また固定することができ、重心も低く、三脚の中心に装着されているため小さくとも大きな重量を支持することができます。更に自由雲台は小型軽量ですので、一般のフィールドや旅行、山岳等にも携帯しやすく、迅速かつ安定した撮影が可能です。
プロフェッショナル自由雲台とは?
- 使用する機材を300%以上支持できるもの
- 利便性・携帯性・耐久性を備えているもの
- 重心を低くするため、雲台全体の高さが低く重量の軽いもの
- 重い機材でも首下がりが起きない耐荷重量が大きいもの
- どんな気象条件(雨、雪、高低温など)でも安定感のあるもの
- なめらかな操作で徐々にボールを固定でき、構図決めが片手でも出来るもの
- ボールにグリースを使用しないもの
(グリースは手やレンズに付着しかねず、また常にグリースで手入れするのは面倒) - 耐荷重量が大きく振動の少ないもの