マーキンス & EOS R インプレッション
2019年05月09日
写真家 GOTO AKI
GW明けの平日の夜、南伊豆へ撮影の旅に出た。
マーキンスの自由雲台Q10i-BKを使い始めたのは2018年の春。
止めたい箇所でキュッと固定される小気味良さは、一年経った今も変わらない。風景をメインの被写体とする写真家としては、風や振動によるぶれやカメラぶれは大敵であるが、雲台の安定感が撮影を随分と楽にしてくれた。
2018年の秋にはCANON EOS Rが登場し、現在2台のEOS Rが僕の主力機材として活躍している。この日は、RF24-105mm F4 L IS USMを主に使用。マーキンスのプレートは、EOS R専用設計のPC-R1とLC-R1の組み合わせだ。アルミ合金の質感と色もカメラとマッチしていて美観的にも気に入っている。
撮影地の岩場ではローポジションで三脚を設置し、自由雲台Q10i-BKにカメラを装着。ノブを閉めた時の手先の感覚で、カメラが安定していることが伝わってくる。僕にとってはこの身体から伝わる感覚というのもとても大事で、ピタッ、スッとはまるマーキンスの構造に安心感を覚える。作品を撮ることが一番大事なので、それ以外のことで悩まされないのが何よりありがたい。
サブプレートLC-R1の最大の特徴は、液晶モニターがプレートに干渉されず様々な角度で使えることであるが、バリアングルの撮影もスムースであった。LC-R1はレンズ交換にもやさしい設計だ。操作はいたって簡単。穴に指を入れてレンズを外すだけ。よく考えたなぁと感心してしまう形状である。
風景の撮影では横位置を撮影した後に縦位置を撮ることは頻繁にあるが、PC-R1とLC-R1は溝の角度が90度違うため、カメラ位置を変更するときはボールヘッドを90度回転する必要がある。最初は面倒かなと思ったものの、この操作はすぐに慣れる。
撮影現場ではPC-R1に+ LV-170のセットも試してみたが、バリアングルを使わない方、もしくは、90度の角度変更をどうしてもやりたくないという方にオススメしたい組み合わせだ。
その他、この日はEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの望遠レンズでも撮影した。VR15J-LSの安定感は相変わらず抜群で、この一年でブレが格段に減った。新しいプレートとともにこれからも作品制作でさらに活躍してくれそうだ。
マーキンスの自由雲台Q10i-BKを使い始めたのは2018年の春。
止めたい箇所でキュッと固定される小気味良さは、一年経った今も変わらない。風景をメインの被写体とする写真家としては、風や振動によるぶれやカメラぶれは大敵であるが、雲台の安定感が撮影を随分と楽にしてくれた。
2018年の秋にはCANON EOS Rが登場し、現在2台のEOS Rが僕の主力機材として活躍している。この日は、RF24-105mm F4 L IS USMを主に使用。マーキンスのプレートは、EOS R専用設計のPC-R1とLC-R1の組み合わせだ。アルミ合金の質感と色もカメラとマッチしていて美観的にも気に入っている。
撮影地の岩場ではローポジションで三脚を設置し、自由雲台Q10i-BKにカメラを装着。ノブを閉めた時の手先の感覚で、カメラが安定していることが伝わってくる。僕にとってはこの身体から伝わる感覚というのもとても大事で、ピタッ、スッとはまるマーキンスの構造に安心感を覚える。作品を撮ることが一番大事なので、それ以外のことで悩まされないのが何よりありがたい。
サブプレートLC-R1の最大の特徴は、液晶モニターがプレートに干渉されず様々な角度で使えることであるが、バリアングルの撮影もスムースであった。LC-R1はレンズ交換にもやさしい設計だ。操作はいたって簡単。穴に指を入れてレンズを外すだけ。よく考えたなぁと感心してしまう形状である。
撮影現場ではPC-R1に+ LV-170のセットも試してみたが、バリアングルを使わない方、もしくは、90度の角度変更をどうしてもやりたくないという方にオススメしたい組み合わせだ。
その他、この日はEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの望遠レンズでも撮影した。VR15J-LSの安定感は相変わらず抜群で、この一年でブレが格段に減った。新しいプレートとともにこれからも作品制作でさらに活躍してくれそうだ。
1972年川崎生まれ。1993年の世界一周の旅から現在まで56カ国を巡る。現在は日本各地の風景をモチーフに地球的な時間の流れをテーマにした作品制作に取り組んでいる。
ウェブサイト: www.gotoaki.com