寒さを感じる情景を求めて
2020年1月27 - 29日 島根県
写真家 山本 学
暖冬の中、寒さを感じる情景を求めて島根県へ取材に出掛けた。
使い始めて約2年、極寒の冬の現場や酷暑の夏の現場などどんな状況下でも私の撮影を支えてくれたマーキンスQ10i レッド。
質感のある塗装でブラックに加えレッドにブルーと、撮影現場でついつい見てしまう上に使用者が多くなった様に感じるのは、やはり良いものは良い!という事の表れではないだろうか。
取材の前には一通り機材のチェックをする。マーキンスはこれまで全くメンテナンスをしてこなかったので、止まりが以前より強めにかけないといけなくなっていた。出発まで少し余裕があったので、オーバーホールをお願いしたのだが、戻って来た雲台は新品の時の止まりが蘇り、今は気持ちよく撮影が出来るようになった。
以前は2年も使えばボールの部分が削れてきたり、グリスを少し塗って使いまわしてきたものの、ボールに埃が吸着してまた掃除の繰り返し。故に2年も使えば十分と思い同じものに買い換えてきたが、マーキンスの場合、オーバーホールでその様な悩みが解決された。
雲台の耐荷重量は最大45キロと凄いのだが、私が気にしていたのは長尺のレンズ、300mmF2.8にエクステンダー×2や100-400mmを使用した時の安定性。水平はもちろん、少し上向きや下向きなどの微妙な角度で重くてカクンとお辞儀をしたり、ブレたりということ(強風は別として)はこれまで無かった。
使い始めた頃の経験談を一つ。クイックシューはノブタイプを使用しているのだが、ファインダーに集中して撮影している時に縦位置構図にしようとして三脚座ノブと間違えて回してしまい2回ほどヒヤリした事があった。流石に今はそうしたことはないが、三脚座があるレンズを装着する時には、クイックシューノブを三脚座ノブの反対側にする事をお勧めしたい。
使い始めて約2年、極寒の冬の現場や酷暑の夏の現場などどんな状況下でも私の撮影を支えてくれたマーキンスQ10i レッド。
質感のある塗装でブラックに加えレッドにブルーと、撮影現場でついつい見てしまう上に使用者が多くなった様に感じるのは、やはり良いものは良い!という事の表れではないだろうか。
取材の前には一通り機材のチェックをする。マーキンスはこれまで全くメンテナンスをしてこなかったので、止まりが以前より強めにかけないといけなくなっていた。出発まで少し余裕があったので、オーバーホールをお願いしたのだが、戻って来た雲台は新品の時の止まりが蘇り、今は気持ちよく撮影が出来るようになった。
以前は2年も使えばボールの部分が削れてきたり、グリスを少し塗って使いまわしてきたものの、ボールに埃が吸着してまた掃除の繰り返し。故に2年も使えば十分と思い同じものに買い換えてきたが、マーキンスの場合、オーバーホールでその様な悩みが解決された。
雲台の耐荷重量は最大45キロと凄いのだが、私が気にしていたのは長尺のレンズ、300mmF2.8にエクステンダー×2や100-400mmを使用した時の安定性。水平はもちろん、少し上向きや下向きなどの微妙な角度で重くてカクンとお辞儀をしたり、ブレたりということ(強風は別として)はこれまで無かった。
使い始めた頃の経験談を一つ。クイックシューはノブタイプを使用しているのだが、ファインダーに集中して撮影している時に縦位置構図にしようとして三脚座ノブと間違えて回してしまい2回ほどヒヤリした事があった。流石に今はそうしたことはないが、三脚座があるレンズを装着する時には、クイックシューノブを三脚座ノブの反対側にする事をお勧めしたい。
益田市にある唐音水仙公園に到着した時は日本海側からの雨風がキツく、咲き乱れてる水仙がなぎ倒されていた。しかしその地面に這いつくばりながらも存在感をアピールする情景が印象的だった。
普段、EOS R用カメラプレート PC-R1 を装着して撮影しているが、やはり専用設計は安心だ。きっちりと底の形状や突起物に合わせて製造されているので、一度工具で止めると外れる事もない。さらに縦位置撮影用サブプレート LC-R1 は、装着固定部が前方に飛び出したユニークな形で縦位置にすると雲台の位置が90度変わってしまうこともあり、当初若干の心配があったものの、縦位置アングルの安定感には変える事が出来ないし、バリアングルも不自由なく使用が出来る。加えて、指の太い私でもレンズ脱着ボタンを容易に押せる様に工夫されていたりと、よく考えられた設計だと思う。
この日、足元の岩場は雨も降りとても滑りやすく移動には慎重な上、傘も差しながらメガネが曇ったりとストレスの溜まる要素は多かった・・・
そんな状況の中でも縦位置・横位置の付け替えが素早く出来、ひとひねりで閉まるノブシューの快適さは撮影時の負担を大きく軽減してくれた。こうした点が、私がマーキンスを使う理由でもあるが、何気なさそうなポイントが過酷な現場では大きなメリットになる。
そうこうしている中、寒さを感じる情景を求めてやってきた島根県での取材も無事終える事ができた。
そんな状況の中でも縦位置・横位置の付け替えが素早く出来、ひとひねりで閉まるノブシューの快適さは撮影時の負担を大きく軽減してくれた。こうした点が、私がマーキンスを使う理由でもあるが、何気なさそうなポイントが過酷な現場では大きなメリットになる。
そうこうしている中、寒さを感じる情景を求めてやってきた島根県での取材も無事終える事ができた。
1975年兵庫県宝塚市生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。卒業後、同大学同学科研修室に勤務。在学中より写真家高田誠三氏に師事。現在はフリーランス。日々作品制作をする傍ら、キヤノンEOS学園など多くの写真教室やクラブでアマチュア指導にも力を入れている。また市展や観光コンテストなどの審査員も歴任している。
公益社団法人 日本写真家協会会員(JPS)
日本旅行写真家協会正会員
日本風景写真家協会会員
- 個展・グループ展 -
2008年 「木」~それぞれの居場所~
富士フイルムフォトサロン(東京・名古屋・大阪・福岡)
2017年 「Japanesque」
キヤノンギャラリー(銀座・大阪・福岡)
2018年 「Japanesque」
大分県大分市ギャラリーIWAO
香川県観音寺市ギャラリーおおきた
香川県東かがわ市ギャラリープチット
その他協会展やグループ展にも多く出品している
- 写真集・各掲載とその他 -
2017年 「Japanesque」風景写真出版刊
写真雑誌 多くの出版社で作品を随時発表している