鮎澤俊一 | 自由雲台


テーマ
自然風景撮影 (自由雲台)
撮影者
写真家・鮎澤俊一
撮影日付
2015年10月
撮影場所
長野県 霧ヶ峰高原・高ボッチ高原
撮影機材
マーキンス
キヤノン
EOS 5D MarkⅡ
EOS 6D
EF 16-35mm F2.8 L II USM
24-105mm F4 L IS USM
スリック
SLIK PRO 700 DX Ⅲ
レビュー
鮎澤俊一 (あゆさわ しゅんいち)

1979年、長野県生まれ。 印刷会社に勤める傍ら信州の美しい自然風景に魅せられ、2007年より本格的に写真を始める。 主に風景を撮影し、エリアは日本から海外まで幅広く活動している。 作品は定期的に写真展等で発表し、本業を活かしたプリントや額装にもこだわりがある。

ウェブサイト: http://thecapsule.jp/
これまで3WAY雲台を使い続け、安定性、正確性共に風景撮影をする中では特に不満もなく、雲台を変えることなど考えずに来ていましたが、2015年のCP+会場 で見たマーキンスの抜群の安定性と自由雲台の自在な操作に惹かれ、初の自由雲台となりました。

案の定はじめは戸惑いの連続でしたが、ファインダー越しに構図を決めるのに自由雲台は非常に感覚的で思い通りに固定でき、次第にこのスタイルが体に馴染んできました。また形状がシンプルでコンパクトなため、移動時の軽快さや収納性の良さも魅力でした。

私は空を見上げる構図や縦位置撮影、パノラマ撮影が多いため、様々な角度に自由に安定的に構図を定める必要がありますが、マーキンスの自由雲台はその要望に充分に応えてくれました。また使い込むうちに新たな欲というか求めるものが増えてくるのですが、L-プレートVR-Holder などとうまく組み合わせれば更に操作性や表現が広がりそうです。

風景撮影は一見じっくり時間をかけて進められそうですが、予告なく始まる大自然のショーに実際の現場は大忙しです。目の前で刻一刻と目まぐるしく変わる景色を捉えシャッターを切る。ファインダーを覗き構図を決めたらボール固定ノブを締めて撮影。また別カットでノブを緩め、構図を決め、またノブを締めて撮影。これを何度となく繰り返す。ボール固定ノブはリミットダイヤルを設定しておけば緩めすぎることがなく、こうした作業の連続ではとても助かります。

マーキンスの自由雲台はその耐荷重量の素晴らしさから、望遠をはじめ重いレンズへのメリットを想起させがちですが、広角や標準レンズでも角度で大きな荷重になることもありますし、バルブ撮影やタイムラプス撮影のように長時間定位置をキープすることが重要になる場面でも大きなアドバンテージがあります。

作品により高く安定したクオリティーを求め、直感的撮影に集中できる環境を求める写真家にぜひマーキンスをお勧めしたいと思います。
マーキンス自由雲台の設定写真 Q3iTR-BK
高原にただよう(霧ヶ峰高原)

≪撮影機材≫
キヤノン EOS 5D MarkⅡ、24-105mm F4 L IS USM
マーキンス自由雲台の作例:霧ヶ峰高原

雲海の果て(高ボッチ高原)

≪撮影機材≫
キヤノン EOS 6D、24-105mm F4 L IS USM
マーキンス自由雲台の作例:高ボッチ高原





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