ルーク・オザワ | 自由雲台
テーマ
空港夜景
撮影者
航空写真家 ルーク・オザワ
撮影日付
2017年12月
撮影場所
羽田空港、成田空港
撮影機材
マーキンス
:
キヤノン
:
EOS 5D Mark IV
EF24-105mm F4L IS II USM
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
EF24-105mm F4L IS II USM
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
ジッツオ
:
G1227MK2
レビュー
ルーク・オザワ (LUKE H.OZAWA)
1959年東京生まれ。1973年初めて乗ったヒコーキに感動。以来、カメラ片手に羽田空港通いが始まる。31歳で脱サラして写真家に転身。航空専門誌をはじめANAの広報、宣伝、SNS、カレンダーを手掛ける。これまで手掛けたカレンダーは250作を越える。またセミナー、ラジオ、テレビに出演その活動は幅広い。ヒコーキと風景を絡めた絵づくりは定評がありカリスマ的存在。
- 写真集 -
JETLINERシリーズなど著書多数
- 主な受賞 -
1999年
全国カレンダー展に於いて通産省生活産業局長賞
1999年
日本商工会議所頭賞
2000年
工業技術院長賞
2000年
日本貿易振興会賞
2000年
日本マーケティング協会賞
展望デッキから夜のヒコーキを捉える
僕の場合、写真が好きでヒコーキを撮るのではなく、ヒコーキが好きなのでその美しさやカッコ良さを表現するために選んだ手段が写真なのである。一期一会と言われる風景写真において、その二度とない光や色を取り入れて、そこにヒコーキを絡めるのが僕の撮影スタイル。
日本の美しい四季折々の色や光は最高である。また空港から見える山や海、さらにはビル群などを構成することでその地域の「~らしさ」を追及している。もちろん季節の春らしさや冬らしさも大事な要素なのだ。また雲からこぼれる一瞬の光を見逃さずにヒコーキと絡めるのは難易度が高く、捉えられた時の感動はひとしおである。
そんな分けで、高速で動いているヒコーキを止めて作品にするため年間200日はどこかの空港で空と対峙している。
斜め方向に動きのあるヒコーキが対象なので昼間は基本手持ちだが、夜に限っては三脚の出番となる。近年、高ISOが発達し高感度によって止めることも可能になってきたものの、やはりしっかりとした三脚を使い、低ISOで絞り込んだ作品との差は歴然である。
さらに長秒露光によって周りの光を流すと別の世界が生まれてくるのだが、それには安定した三脚が必須なのだ。
日本の美しい四季折々の色や光は最高である。また空港から見える山や海、さらにはビル群などを構成することでその地域の「~らしさ」を追及している。もちろん季節の春らしさや冬らしさも大事な要素なのだ。また雲からこぼれる一瞬の光を見逃さずにヒコーキと絡めるのは難易度が高く、捉えられた時の感動はひとしおである。
そんな分けで、高速で動いているヒコーキを止めて作品にするため年間200日はどこかの空港で空と対峙している。
斜め方向に動きのあるヒコーキが対象なので昼間は基本手持ちだが、夜に限っては三脚の出番となる。近年、高ISOが発達し高感度によって止めることも可能になってきたものの、やはりしっかりとした三脚を使い、低ISOで絞り込んだ作品との差は歴然である。
さらに長秒露光によって周りの光を流すと別の世界が生まれてくるのだが、それには安定した三脚が必須なのだ。
ブルーカラーとマーキンス
今回、マーキンスの自由雲台を導入した経緯だが、実はその色にまず惚れた。基本的に雲台の色は黒や地味系のものが多い中、マーキンスには黒のほかに赤や青といった、それもかなり派手なメタリック系があり、目を引いたのである。
僕はプロフィールにもあるようにANAの仕事が多く、長く携わっている。ANAと言えばブルーカラーなので、正に形から入ったのはいなめない。しかしこれはとても重要な事柄で、この青マーキンスを三脚に取り付けたことで、滅多に行かない成田の展望デッキに滞在中毎夜通うほどになった。そう、撮影意欲が湧いたのである。
さらに使ってみればこれまでの自由雲台と違ってまず装着にストレスを感じない。これまで使ってきたものは、雲台のクイックシューとプレートがセットのもので、普段手持ちのときは、このプレートが気になり外してしまう。周辺が暗くなる夜間にこれを取り付け、シューにきっちり合わせて装着するのは、それだけでもストレスを感じていた。
しかし、このマーキンスのカメラプレートは、着けっぱなしでもストレスが無く、昼間でもそのまま撮影できる点が嬉しい。 そして雲台に装着するのは、クイックシューに挟み込んでノブで締め付けるだけなので簡単。それぞれのつまみの動きや感触も良く、クイックでアングルの調整ができる。
特にボール固定ノブに関しては、固定圧の設定ができるので、無駄な回転をしなくても、ちょっとひねるだけでフリーと固定ができるのには驚いた。通常の自由雲台に比べて値段設定が少し高いのは、やはりそれなりに使い勝手が良いところの所以でもある。
故に、一度この自由雲台を使うと、きっとハマってしまうだろう。
僕はプロフィールにもあるようにANAの仕事が多く、長く携わっている。ANAと言えばブルーカラーなので、正に形から入ったのはいなめない。しかしこれはとても重要な事柄で、この青マーキンスを三脚に取り付けたことで、滅多に行かない成田の展望デッキに滞在中毎夜通うほどになった。そう、撮影意欲が湧いたのである。
さらに使ってみればこれまでの自由雲台と違ってまず装着にストレスを感じない。これまで使ってきたものは、雲台のクイックシューとプレートがセットのもので、普段手持ちのときは、このプレートが気になり外してしまう。周辺が暗くなる夜間にこれを取り付け、シューにきっちり合わせて装着するのは、それだけでもストレスを感じていた。
しかし、このマーキンスのカメラプレートは、着けっぱなしでもストレスが無く、昼間でもそのまま撮影できる点が嬉しい。 そして雲台に装着するのは、クイックシューに挟み込んでノブで締め付けるだけなので簡単。それぞれのつまみの動きや感触も良く、クイックでアングルの調整ができる。
特にボール固定ノブに関しては、固定圧の設定ができるので、無駄な回転をしなくても、ちょっとひねるだけでフリーと固定ができるのには驚いた。通常の自由雲台に比べて値段設定が少し高いのは、やはりそれなりに使い勝手が良いところの所以でもある。
故に、一度この自由雲台を使うと、きっとハマってしまうだろう。
● 羽田空港夜景1
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
絞り優先AE(F14・1/340秒) -1.3EV ISO400 WB晴天
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
絞り優先AE(F14・1/340秒) -1.3EV ISO400 WB晴天
● 羽田空港夜景2
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
絞り優先AE(F5.6・1/2秒) -0.7EV ISO400 WBオート
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
絞り優先AE(F5.6・1/2秒) -0.7EV ISO400 WBオート
● 羽田空港夜景3
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
絞り優先AE(F5.6・1/8秒) -0.7EV ISO2500 WBオート
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
絞り優先AE(F5.6・1/8秒) -0.7EV ISO2500 WBオート
● 成田空港夕景
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF24-105mm F4L IS II USM
絞り優先AE(F8・1/2秒) -0.3EV ISO400 WB晴天
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark IV、EF24-105mm F4L IS II USM
絞り優先AE(F8・1/2秒) -0.3EV ISO400 WB晴天