高橋智裕 | 自由雲台


テーマ
自然との共存
撮影者
写真家・高橋智裕
撮影日付
2016年4月~5月
撮影場所
石川県
撮影機材
マーキンス
オリンパス
OM-D E-M1
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
PEN-F
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
ベルボン
Mark-7B
レビュー
写真家・高橋智裕
高橋智裕 (たかはし ともひろ)

1973年 福島県生まれ、石川県金沢市在住、福島県いわき市の小名浜港を取材中に津波に流されるが、海保職員に救助され一命を取り留める。津波被害を受けた東北太平洋沿岸地域の記録を中心に、北陸の風景や文化なども撮影、雑誌や新聞などに作品を発表する傍ら、イベントや施設のポスターなどにも採用される。2015年からは曹洞宗宗務庁のオフィシャル撮影も担当するなど、ドキュメント・自然風景・スナップ等々、幅広い撮影を手掛けている。2015年4月から石川テレビ「石川さん みんなのニュース」水曜コメンテーターも担当している。

日本写真家ユニオン会員
日本風景写真家協会会員
オリンパスグローバルプロサービス(OGPS)会員
内閣官房・内閣府伊勢志摩サミットフォトコン優秀賞

ウェブサイト: www.tomohirotakahashi.com
マーキンスの自由雲台を手にして最初に驚くのはその軽さ。使うまでは本当にしっかりホールドしてくれるのか半信半疑でしたが(笑)、実際に使い始めると直ぐにその不安は解消されました。滑らかに回転するボール固定ノブを少し回しただけで驚くほどのホールド感を実感できるからです。これほど小型で軽量なのに、ガタつきのないホールド感は、これまで使ってきた雲台の中でも抜群の性能です。

参考までに今回選んだモデルはQ20i-BKですが、大判用ながら自重はわずか553gです。

これまでは主に3WAY雲台を使用してきましたが、様々な現場で撮影する中で、より自由に、かつ俊敏に各方向にカメラを操れる雲台は無いものかと思うようになり、マーキンスに辿り着きました。

手持ちという方法もありますので、オリンパスの優れた手振れ補正機能を使えば三脚は必要ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、構図をじっくり追い込み、露出や絞りを調整して数枚まったく同じ構図で撮影を行うには、やはり三脚は必要なのです。

また、風景写真のほかに災害現場でも撮影する私にとって機材の軽量化はとても重要です。もちろん、ただ軽ければ良いわけではなく、安心して撮影できる機材が前提となりますが、マーキンスの自由雲台はその二つの課題を見事に解決してくれました。

操作性について感じたことですが、ボール固定ノブの動きを制限するリミットダイヤルは、慌ただしく撮影をする現場でとても重宝します。構図を決めてからもう少し追い込みたい時に、ボール固定ノブを間違って緩めすぎて、折角決めた構図から大きくずれてしまったことがあり、このリミットダイヤルを使い始めたのですが、このダイヤルを設定すると、その位置よりもノブが緩まないので、「あー!!!」と、がっかりすることがなくなりました (笑) 。
なるほど、ユーザーの痒いところに手が届く設計だと感心しました。

マーキンスを使い込むにつれ、これまで使うのが面倒だとためらっていた現場でも、積極的に三脚を使いたいと思うようになりました。

雲台を検討している方は、是非マーキンスを直接手にして感じてみてください。決して後悔はしませんよ!
マーキンス自由雲台設定写真
奥能登に降り注ぐ星たち

≪撮影データ≫
OLYMPUS OM-D E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
F2.0 20秒 ISO400の180枚コンポジット撮影
マーキンス星景写真の作例
田植え間近の神子原棚田

≪撮影データ≫
OLYMPUS PEN-F+M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
F8 1/320 ISO200
マーキンス風景写真の作例



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