Rika Takemoto | Markins Ball Head
テーマ
風景撮影
撮影者
写真家・竹本りか
撮影日付
2016年4月
撮影場所
埼玉県
撮影機材
マーキンス
キヤノン
EOS 5D Mark III
EF24-105 4.0L IS USM
EF16-35mm F2.8L II USM
EF24-105 4.0L IS USM
EF16-35mm F2.8L II USM
ベルボン
EI Carmagne 740
レビュー
竹本りか (たけもと りか)
風景写真家。2004年頃より趣味で写真を撮り始め、翌年の2005年から約1年6ヶ月間、南北アメリカ大陸を縦断旅行。この間、ニコン D70で、カナダ、アメリカ、メキシコ、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ボリビア、ペルーを撮り歩く。2007年に帰国し、写真共有サイトの運営に携わる中、自然風景写真家の高橋よしてる氏に出会い、同氏に師事。その後フリーの写真家となり、さまざまなテーマで、国内外を問わず各地の風景を撮る。作品は、カメラ専門誌をはじめ多くの書籍、雑誌、広告、カレンダー等に採用されている。
ウェブサイト: takemotorika.com
風景写真家。2004年頃より趣味で写真を撮り始め、翌年の2005年から約1年6ヶ月間、南北アメリカ大陸を縦断旅行。この間、ニコン D70で、カナダ、アメリカ、メキシコ、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ボリビア、ペルーを撮り歩く。2007年に帰国し、写真共有サイトの運営に携わる中、自然風景写真家の高橋よしてる氏に出会い、同氏に師事。その後フリーの写真家となり、さまざまなテーマで、国内外を問わず各地の風景を撮る。作品は、カメラ専門誌をはじめ多くの書籍、雑誌、広告、カレンダー等に採用されている。
ウェブサイト: takemotorika.com
私は長年他社の自由雲台を使ってきましたが、数か月前にマーキンスの自由雲台に変えました。なぜマーキンスの自由雲台を選んだのか、そもそもなぜ自由雲台なのか、特に風景写真初心者の方に向けてレビューしたいと思います。
風景写真撮影に欠かすことのできない三脚と雲台。複数のメーカーから様々な製品が販売されており、自分に合うものを探すことは容易ではありません。私自身、風景を撮影するようになった初期の頃は、三脚と雲台が一体になった簡易的なものしか知らず、雲台のことなどまったくわからなかったので、よく先輩写真家に指南していただいたものです。三脚は、3本の脚があるという形状は共通しており、その上で、重さ、長さ、携帯性など、自分の好みにしたがって選択すれば良いので比較的選びやすいアイテムといえます。しかし雲台については、形状が大きく違う3WAY雲台と自由雲台のどちらにするか、まずはそれを選ぶところにハードルがあるように思います。
風景写真でも自由雲台を
一般的に、3WAY雲台は水平を出しやすく、風景写真撮影に向いていると言われています。一方自由雲台は、その名の通り自由に動くので、鳥やスポーツなど動くものの撮影に最適とされています。その説でいくと、風景写真を撮る者としては、3WAY雲台を選ぶべきかもしれません。しかしこれまで自由雲台を使ってきた私としては、風景写真撮影にも自由雲台をおすすめしたいと考えます。
確かに自由雲台は、3WAY雲台に比べて水平を出すのが難しいところがあります。しかし最近はカメラに水平器が内蔵されていますし、また別途に外部水平器を取り付けることもできるので、簡単に克服できる問題です。個人的に一番重要だと感じているのは、刻々と表情を変える自然の風景にいかに迅速に対応できるかどうか、です。その点、2本のハンドルを操作する必要がある3WAY雲台に比べて、自由雲台はノブをひとつゆるめるだけで、カメラを視線の延長線上にそのまま直感的に向けることができるので、瞬時に変化する自然の表情を逃さずとらえることができるのです。
そもそも三脚は必要なのか、という問題もあります。私の個人サイトにも「三脚、不要」「三脚、邪魔」といったキーワードで、多くのアクセスあります。
最近主流のデジタルカメラの性能も上がり、三脚を使わず手持ちで撮影するスタイルの方も増えました。しかしやはり、早朝・夜間の撮影など様々な写真表現を求めるのであれば三脚は欠かせません。また、三脚にカメラを取りつけ液晶モニターで構図を確認、整理することは、細部に気を配らなければならない風景写真においては、とても重要な行程であると考えます。そこで出番なのが自由雲台です。三脚の恩恵に授かりながらも、手持ちのスタイルとあまり変わらない感覚で撮影できるからです。また、自由雲台は機構がシンプルなので、軽量で場所もとらない点も大きな利点です。
以上の理由で、私は風景撮影にも自由雲台を使っています。
マーキンスの自由雲台をおすすめする理由
しかし自由雲台もさまざまなメーカーからたくさんの製品が出ており、迷う方も多いのでは。そんな方に、私がマーキンスを強くおすすめする理由は以下の3点です。
風景写真撮影に欠かすことのできない三脚と雲台。複数のメーカーから様々な製品が販売されており、自分に合うものを探すことは容易ではありません。私自身、風景を撮影するようになった初期の頃は、三脚と雲台が一体になった簡易的なものしか知らず、雲台のことなどまったくわからなかったので、よく先輩写真家に指南していただいたものです。三脚は、3本の脚があるという形状は共通しており、その上で、重さ、長さ、携帯性など、自分の好みにしたがって選択すれば良いので比較的選びやすいアイテムといえます。しかし雲台については、形状が大きく違う3WAY雲台と自由雲台のどちらにするか、まずはそれを選ぶところにハードルがあるように思います。
風景写真でも自由雲台を
一般的に、3WAY雲台は水平を出しやすく、風景写真撮影に向いていると言われています。一方自由雲台は、その名の通り自由に動くので、鳥やスポーツなど動くものの撮影に最適とされています。その説でいくと、風景写真を撮る者としては、3WAY雲台を選ぶべきかもしれません。しかしこれまで自由雲台を使ってきた私としては、風景写真撮影にも自由雲台をおすすめしたいと考えます。
確かに自由雲台は、3WAY雲台に比べて水平を出すのが難しいところがあります。しかし最近はカメラに水平器が内蔵されていますし、また別途に外部水平器を取り付けることもできるので、簡単に克服できる問題です。個人的に一番重要だと感じているのは、刻々と表情を変える自然の風景にいかに迅速に対応できるかどうか、です。その点、2本のハンドルを操作する必要がある3WAY雲台に比べて、自由雲台はノブをひとつゆるめるだけで、カメラを視線の延長線上にそのまま直感的に向けることができるので、瞬時に変化する自然の表情を逃さずとらえることができるのです。
そもそも三脚は必要なのか、という問題もあります。私の個人サイトにも「三脚、不要」「三脚、邪魔」といったキーワードで、多くのアクセスあります。
最近主流のデジタルカメラの性能も上がり、三脚を使わず手持ちで撮影するスタイルの方も増えました。しかしやはり、早朝・夜間の撮影など様々な写真表現を求めるのであれば三脚は欠かせません。また、三脚にカメラを取りつけ液晶モニターで構図を確認、整理することは、細部に気を配らなければならない風景写真においては、とても重要な行程であると考えます。そこで出番なのが自由雲台です。三脚の恩恵に授かりながらも、手持ちのスタイルとあまり変わらない感覚で撮影できるからです。また、自由雲台は機構がシンプルなので、軽量で場所もとらない点も大きな利点です。
以上の理由で、私は風景撮影にも自由雲台を使っています。
マーキンスの自由雲台をおすすめする理由
しかし自由雲台もさまざまなメーカーからたくさんの製品が出ており、迷う方も多いのでは。そんな方に、私がマーキンスを強くおすすめする理由は以下の3点です。
- 高い耐荷重を誇りながらも、とびぬけて軽量、コンパクト
はじめにマーキンスの自由雲台を手にしたとき、あまりの軽量さ、小ささにとても驚きました。それまで使用していた自由雲台を三脚からはずして、「マーキンス Q3i-RD ノブシュー 自由雲台」を取り付け持ち上げてみたところ、三脚は同じなのにここまで違うものかと感動さえ覚えました。軽いだけで何を大げさな・・・と思われそうですが、いろいろな荷物を背負って一日中あちこち歩き回る風景写真家にとって、機材が軽量であることは何よりも大きな魅力です。その上、耐荷重はこれまで使っていた他社の自由雲台よりも高い。これは大きな驚きでした。
- 高いホールド力
あまりに軽量でコンパクトなため、ホールド力に不安を覚えましたが、まったくの杞憂でした。私はノブ式を使っていますが、2~3回ほど回すだけで、カメラをガチッとつかんでびくともしません。もちろんカメラをどのように傾けても動くことはなく、安心して様々な構図を試すことができます。またボール固定ノブにあるリミットダイヤルを使えば、構図変えのときに、ある程度の手応えを感じながらカメラを動かせる、私好みのポイントまで直ぐに戻せるので、構図の微調整がし易くて便利です。
- ワインレッドがある
特に女性に多いかと思いますが、何か物を選ぶ時に「色」が大きな購入動機になる方も少なくないのでは。私自身も、現在使っているノートパソコンやマウス、スマホなどの身の周りにあるありとあらゆる物は、その色が大きな決め手となり購入しています。とりわけブラック一択ばかりのカメラグッズの中で、マーキンスの自由雲台は、ブラックとワインレッドの2色展開。私は迷わずワインレッドを選択しましたが、使うたびに気分を上げてくれています。
● 春の川辺
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM
F8 1/100秒 ISO200
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM
F8 1/100秒 ISO200
● 桜満開
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM
F8 1/125秒 ISO200 +1 補正
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM
F8 1/125秒 ISO200 +1 補正
● 桜と花火の競演
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark III + EF24-105 4.0L IS USM
F8 1.3秒 ISO800 -1 補正
≪撮影データ≫
キヤノン EOS 5D Mark III + EF24-105 4.0L IS USM
F8 1.3秒 ISO800 -1 補正