後藤昌美 | 自由雲台
テーマ
新緑の阿寒
撮影者
風景写真家 後藤昌美
撮影日付
2021年06月
撮影場所
北海道
撮影機材
マーキンス
キヤノン
EOS 5D MarkⅣ
EF16-35mm F4L IS USM
EF24-105mm F4L IS II USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
EF16-35mm F4L IS USM
EF24-105mm F4L IS II USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
スリック
E74
レビュー
後藤昌美 (ごとうまさみ)
ウェブサイト: www.mgphoto.jp
1955年北海道生まれ。風景写真家
コマーシャルカメラマンを経て1984年にフリーとなり本格的に自然の撮影を始める。
1989年から極東ロシアのサハリン・北方四島、カムチャツカの撮影を行う。その後北海道を中心に全国各地の自然を追い続けている。
コマーシャルカメラマンを経て1984年にフリーとなり本格的に自然の撮影を始める。
1989年から極東ロシアのサハリン・北方四島、カムチャツカの撮影を行う。その後北海道を中心に全国各地の自然を追い続けている。
公益社団法人 日本写真協会(PSJ)会員
- 写真集 -
「イヨマンテ」 小学館
「大雪残象」 京都書院
「四季の彩り」 淡交社
「知床・残された神の土地」 小学館
「サハリン・北方四島」 北海道新聞社
「釧路湿原」 時事通信社
「カムチャツカ・野生と火の国」 東方出版
「IWOR 知床・生命の聖域」 山と渓谷社
「森と水の刻 阿寒・摩周」 ㈱日本写真企画
- 主な写真展 -
「森と水の刻 阿寒・摩周」東京・札幌
「IWOR 知床・生命の聖域」東京・新潟・北海道各地
「カムチャツカ・野生と火の国」東京・大阪・新潟・北海道各地
「釧路湿原」 北海道各地
「知床・残された神の土地」東京・大阪・北海道各地
ウェブサイト: www.mgphoto.jp
もう随分と昔のことだが、コマーシャルカメラマンをしていた頃、スタジオなどでの撮影では物足りず、休みを利用しては大雪山に入っていた。
当時は若さと体力にものを言わせ、山岳写真では主流だった4×5インチの大型カメラを使用し、それに耐えうる大型の三脚、登山道具一式とトータル30キロほどの荷物を担いでの山旅を繰り返していた。
その後中盤カメラを経て現在の35ミリ版のデジタルカメラを使用するようになった。当然三脚も小型のものを使うようになり、また雲台も自由雲台を使用するようになった。
歳を重ねるとともに体力は少なからず落ちていくので、野山を歩き回るには機材の軽量化は不可欠だったからだ。
さて、私が主に使用するレンズは標準ズームが8割を占め、日中は手持ち撮影をすることもあるが、朝夕の暗い時間帯や森の中などスローシャッターを切る場合が多いので、機材の構成は変化すれどやはり三脚は必携である。
ゆえに雲台も必携機材となるのだが、今まで使用してきた自由雲台は思うような位置に素早く固定するのが難しかったり、一度固定したものを解除して新たにセットし直すのに、わずかな時間ロスがあったりしてチャンスを逃すこともしばしばあった。
そんな話を友人としていると、マーキンスが良いと紹介してくれた。自由雲台はマーキンスで一番軽量なトラベラーシリーズの中からレバー式の黒 Q3iTRQ-BK を選択。現在メインで使用しているEOS 5D MarkⅣ用にカメラプレート PC-542 とサブプレート LC-542を揃え、新緑の阿寒で撮影を行った。
当時は若さと体力にものを言わせ、山岳写真では主流だった4×5インチの大型カメラを使用し、それに耐えうる大型の三脚、登山道具一式とトータル30キロほどの荷物を担いでの山旅を繰り返していた。
その後中盤カメラを経て現在の35ミリ版のデジタルカメラを使用するようになった。当然三脚も小型のものを使うようになり、また雲台も自由雲台を使用するようになった。
歳を重ねるとともに体力は少なからず落ちていくので、野山を歩き回るには機材の軽量化は不可欠だったからだ。
さて、私が主に使用するレンズは標準ズームが8割を占め、日中は手持ち撮影をすることもあるが、朝夕の暗い時間帯や森の中などスローシャッターを切る場合が多いので、機材の構成は変化すれどやはり三脚は必携である。
ゆえに雲台も必携機材となるのだが、今まで使用してきた自由雲台は思うような位置に素早く固定するのが難しかったり、一度固定したものを解除して新たにセットし直すのに、わずかな時間ロスがあったりしてチャンスを逃すこともしばしばあった。
そんな話を友人としていると、マーキンスが良いと紹介してくれた。自由雲台はマーキンスで一番軽量なトラベラーシリーズの中からレバー式の黒 Q3iTRQ-BK を選択。現在メインで使用しているEOS 5D MarkⅣ用にカメラプレート PC-542 とサブプレート LC-542を揃え、新緑の阿寒で撮影を行った。
マーキンスの自由雲台はボールの回転のスムーズさとわずかなノブの回転で求める構図のところでピタリとカメラの固定ができる。さらに次の構図に移る際にもわずかなアクションで素早い対応が可能で、紹介してくれた友人の話を思い出し大いに納得した。
極端に言えば手持ち撮影のような感覚で自由に素早く構図を変えての撮影ができること。しかも軽く回すだけでしっかりと固定され、十分満足のいく機能を持ちながら軽量で、私が今まで使用していた雲台とは大きく違っていた。
極端に言えば手持ち撮影のような感覚で自由に素早く構図を変えての撮影ができること。しかも軽く回すだけでしっかりと固定され、十分満足のいく機能を持ちながら軽量で、私が今まで使用していた雲台とは大きく違っていた。
縦位置の撮影ではサブプレートを使用(L-プレート化)すると三脚に対してカメラの位置が横位置同様中心になるので、今までの自由雲台でブレが生じやすかった縦位置は、問題なく撮影できるようになった。
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM レンズは、三脚座をのぞいても約1,570g なのでこの雲台では少し小さいのではと不安もあっが、見た目よりしっかりとした安定感で何ら問題はなかった。
今までブレを気にして予備的に多めに撮影していたこともあったが、この雲台ではそのロスも少なく、テスト中ではあったがさらに赤色の Q3iTRQ-RD を追加購入。
三脚は今まで45年間すべて黒だったのが、赤い雲台を使用することで気持ちの面でなぜかワクワク感が生まれ、写真にはあまり影響はないけど私の大切な機材の一つとなった。
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM レンズは、三脚座をのぞいても約1,570g なのでこの雲台では少し小さいのではと不安もあっが、見た目よりしっかりとした安定感で何ら問題はなかった。
今までブレを気にして予備的に多めに撮影していたこともあったが、この雲台ではそのロスも少なく、テスト中ではあったがさらに赤色の Q3iTRQ-RD を追加購入。
三脚は今まで45年間すべて黒だったのが、赤い雲台を使用することで気持ちの面でなぜかワクワク感が生まれ、写真にはあまり影響はないけど私の大切な機材の一つとなった。
■ 霧のアカエゾマツ純林
Canon EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS II USMF14 1/4秒 ISO-400 -0.3 EA
■ 夜明け
Canon EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS II USMF9 30秒 ISO-640 +0.3 EA
■ 湖畔の朝
Canon EOS 5D Mark IV / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMF8 1/80秒 ISO-200
■ 新緑の流れ
Canon EOS 5D Mark IV / EF16-35mm F4L IS USMF16 0.8秒 ISO-200 -0.3 EA
■ オオサクラソウ
Canon EOS 5D Mark IV / EF16-35mm F4L IS USMF10 1/60秒 ISO-400 -0.7 EA