南 佐和子(自由雲台)
テーマ
厳寒の道東を撮る
撮影者
風景写真家 南 佐和子
撮影日付
2022年01月
撮影場所
北海道
撮影機材
マーキンス
ソニー
α7R IV
FE 16-35mm F2.8 GM
FE 24-105mm F4 G OSS
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
FE 16-35mm F2.8 GM
FE 24-105mm F4 G OSS
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
ジッツオ
GT3532
レビュー
南 佐和子 (みなみ さわこ)
ウェブサイト: www.sawakominami.com
和歌山県生まれ、東京都在住。慶應義塾大学卒業。
2010年
英語通訳として会議・商談・展示会・アテンドなど幅広い分野で働く一方、庭のバラを撮影したくて写真を始める。
2014年
デジタルカメラのRAW現像に必要な色表現を学ぶために中判フィルムも撮り始める。
2015年
この年からアイスランドに魅せられてたびたび撮影に訪れる。
2019年
東京ミッドタウンのフジフイルムフォトサロン東京で写真展 「ICELAND 最果てのドラマ」を開催。大阪、名古屋と巡回展
「カメラと旅するアイスランド」(風景写真出版)を同時出版(共に、駐日アイスランド大使館後援/アイスランド航空協賛)
現在、写真を始めた頃より魅せられた北海道、特に東部の大自然を織りなすフォルムを撮り続けている。
公益社団法人 日本写真家協会(JPS)会員
- 写真集 -
「カメラと旅するアイスランド」 風景写真出版
- 写真展 -
「ICELAND 最果てのドラマ」 フジフイルムフォトサロン東京・大阪・名古屋
ウェブサイト: www.sawakominami.com
私とマーキンスのお付き合いは2015年から始めたアイスランド撮影がきっかけだ。当時使っていたキヤノン EOS 5D Mark IVでアイスランドを撮影するにあたり、厳しい撮影環境下でもストレスなく撮影できる機材を探していた時に出会ったのがマーキンスだった。
おかげでオーロラ撮影やダイヤモンドビーチでの氷の撮影もできて、写真展開催や本出版にこぎつけることができたと思っている。そして、その後アイスランド撮影ツアーも催行することができたのだが、その時の様子をマーキンス現場便り「 冬のアイスランド撮影ツアーにて 」にて紹介している。
そのころから使い続けているマーキンス。今回は以前から使ってみたかったソニー α7R IVを導入するにあたり、カメラ用の L-プレート セット(PS-A92 + LS-A92)と望遠レンズ(SEL100400GM)用のレンズフット(LS-20)を合わせて導入した。
マーキンスのL-プレートはごつすぎずにスマートで剛性もしっかりしている。カメラを縦位置にするときもスムーズで、垂直軸が変わることなく撮影を続けることができる。またL-プレートを付けたままでバッテリーやSDカードの交換も簡単だ。
おかげでオーロラ撮影やダイヤモンドビーチでの氷の撮影もできて、写真展開催や本出版にこぎつけることができたと思っている。そして、その後アイスランド撮影ツアーも催行することができたのだが、その時の様子をマーキンス現場便り「 冬のアイスランド撮影ツアーにて 」にて紹介している。
そのころから使い続けているマーキンス。今回は以前から使ってみたかったソニー α7R IVを導入するにあたり、カメラ用の L-プレート セット(PS-A92 + LS-A92)と望遠レンズ(SEL100400GM)用のレンズフット(LS-20)を合わせて導入した。
マーキンスのL-プレートはごつすぎずにスマートで剛性もしっかりしている。カメラを縦位置にするときもスムーズで、垂直軸が変わることなく撮影を続けることができる。またL-プレートを付けたままでバッテリーやSDカードの交換も簡単だ。
ただ、望遠レンズの三脚座をマーキンスのレンズフットに交換するのには少々苦労した。本来付いている三脚座を付け替える必要があるのだが、これが何とも堅くて外せない。女性の中では非力ではないと思っている私ではあるが、結局カメラ販売店の方にお世話になった。しかし手こずっただけの事はあって、本来の三脚座にプレートを重ねて使うよりもシンプルで安心感を得られる。
三脚座(レンズフット)を左右に振りながら少しずつ引っ張る(押し込む)のが脱着・装着のさいのコツ
さて、今回は冬らしい風景を求めて厳寒の阿寒→弟子屈→十勝と移動したのだが、氷を撮るときは低い体勢で撮ることが多かったり、足場の悪い氷の上などで撮ることも多かった。
ただでさえ氷点下15度以下の環境で身体も硬くなる中、機材の操作には平素より随分と手間取るものだが、マーキンスの自由雲台とL-プレートのおかげでストレスなく撮影できたと感謝している。
また、アイスバブルを撮るときときは氷ぎりぎりの位置で三脚は大開脚(笑)、かつ斜め下にカメラを向ける必要があり、これは自由雲台でないと難しい。しかも、この体勢で横位置→縦位置に変えるときもカメラを雲台にスムーズに取り付けることができた。これは雲台とプレートをマーキンスに統一したからだと言えよう。
そして望遠レンズを使うときも中判用の私の自由雲台(Q10i-BK)は十分な安定感がある。もちろん重心を合わせるのにレンズフットで固定することは言うまでもないが、ノブをわずかに動かすことで決めていた構図に移る時もピタリと止まるので、作図しやすく被写体ブレを気にすることなく撮影できたと思う。
ただでさえ氷点下15度以下の環境で身体も硬くなる中、機材の操作には平素より随分と手間取るものだが、マーキンスの自由雲台とL-プレートのおかげでストレスなく撮影できたと感謝している。
また、アイスバブルを撮るときときは氷ぎりぎりの位置で三脚は大開脚(笑)、かつ斜め下にカメラを向ける必要があり、これは自由雲台でないと難しい。しかも、この体勢で横位置→縦位置に変えるときもカメラを雲台にスムーズに取り付けることができた。これは雲台とプレートをマーキンスに統一したからだと言えよう。
そして望遠レンズを使うときも中判用の私の自由雲台(Q10i-BK)は十分な安定感がある。もちろん重心を合わせるのにレンズフットで固定することは言うまでもないが、ノブをわずかに動かすことで決めていた構図に移る時もピタリと止まるので、作図しやすく被写体ブレを気にすることなく撮影できたと思う。
更に手持ち撮影の時もL-プレートを装着した時のグリップ感、ホールド感が良いので、プレートを装着していることが気にならず楽しく撮影できた。
最後になるが、今回、道東の撮影地ではマーキンスの自由雲台を使っている人を多く見かけた。やはり厳しい環境下での撮影でも信頼できるアイテムゆえなのだと実感した。
最後になるが、今回、道東の撮影地ではマーキンスの自由雲台を使っている人を多く見かけた。やはり厳しい環境下での撮影でも信頼できるアイテムゆえなのだと実感した。
■ フロストフラワー咲く
SONY α7R IV / FE 24-105mm F4 G OSSF16 1秒 ISO-400 -1.3 EA
■ 湖上の楽園
SONY α7R IV / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSF18 1/160秒 ISO-400 +0.3 EA
■ 夜明けのジュエリー
SONY α7R IV / FE 16-35mm F2.8 GMF16 1/20秒 ISO-1000 -0.3 EA
■ 雪煙むる
SONY α7R IV / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSF16 1/1250秒 ISO-400 -1 EA
■ 氷点下25度の朝
SONY α7R IV / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSF16 0.8秒 ISO-400 -0.7 EA