高松ミミ | 自由雲台
テーマ
風景 山笑う
撮影者
写真家 高松ミミ
撮影日付
2018年5-6月
撮影場所
茨城、栃木、群馬、山形
撮影機材
マーキンス
キヤノン
EOS 5D Mark Ⅳ
EF24-105mm F4L IS USM
EF16-35mm F4L IS USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
EF24-105mm F4L IS USM
EF16-35mm F4L IS USM
EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
ジッツオ
レビュー
高松ミミ (たかまつ みみ)
父の影響で写真を始め、写真学校を卒業後本格的に作家活動を開始。地元の風物風景を撮影、近年は全国に足を伸ばし作品を制作している。
日本風景写真家協会会員
父の影響で写真を始め、写真学校を卒業後本格的に作家活動を開始。地元の風物風景を撮影、近年は全国に足を伸ばし作品を制作している。
日本風景写真家協会会員
- 写真展 -
個展多数(東京、横浜、茨城)
茨城写真家協会会員として毎年グループ展に参加
ウェブサイト: http://takamatsumimi.com/
「風景」は、いつもいつでも自分の周りにあり、どこを切り取るか常に考えてます。
本格的に撮影を始めた時、私には学生時代から使っていた三脚がありました。雲台はパン棒が二本ある3ウェイで、左右を合わせ、縦を合わせて、というのを毎回繰り返していました。
あと少し右とかあとちょっと上とか、細かく動かしているうちに面倒になるし、縦位置と横位置で被写体の中心もずれてしまいます。
これが歯がゆくて、手持ちで撮影をしたこともありましたが、後でパソコンのモニターで見るとやはり微妙にブレがあるのです。
どうしたものかと考えていた時、高橋よしてるさんの三脚を見る機会がありました。その時見せてもらったのがマーキンスの自由雲台。
レバーをくいっと動かしてカメラの縦横をさっと変え、ボール固定ノブを回して一瞬で水平を出す。しかも小さい。
これは!と感動しながら触らせてもらったものの、レバーを高橋さんみたいにくいっと動かせませんでした。
指の力が弱いんでしょうか?思ったよりレバーの開閉が硬く感じ、結果、縦横を変えるのに結構時間がかかりました。
うーん、やっぱり運命の出会いは無かったとがっかりしかかった時、つまみ(ノブ)を回すタイプもあるとの事。
ノブを回すのなら良いかも!
ということで、このノブシューの自由雲台が運命の出会いでした。専用のプレートを挟みこんでノブを回す。縦横の切り替えは慣れると三秒かかるかどうか。例えるなら、F1レースのタイヤ交換のように早い!
私を囲んでいる風景は一瞬で変わるから、逃したくないタイミングも多いのです。構図決めが早くなったことで、これまでよりも自然とシャッター数が増えました。
小さいながらもQ10iは耐荷重量45キロ、100-400mm レンズでもビクともせず止まります。先日の撮影ではかなりの強風の中でも耐えてくれました。それに、グリスを塗らないボールの部分は寒冷地でも固まることがないでしょうから、いつも通りの撮影体制が期待でき、冬の撮影が楽しみです。
自由雲台を使う上で大切な相棒はプレートです。 これは雲台とカメラをつなぐレールのようなものです。
いろんなカメラに使える汎用型と、機種専用のものがあります。どちらも雲台に乗りますが、フィット感が違います。
私はEOS 5D Mark Ⅳに専用のプレートを装着して、 三脚、雲台、カメラの一体感が増しました。
カメラごとに専用品を付けているとカメラ交換も簡単で早いので、 雲台だけでなく、こちらも予算にいれてご購入されることをお勧めします。
撮影に出かけると、三脚を使ったほうが良い状況でも、手持ちで撮ってらっしゃる方を多く見かけます。カメラの性能も本人のウデも最大限に引き出せる、こんな簡単な雲台があるのに知らないなんてもったいない。ぜひこのピタッと感、体験してほしいです。
■ 田植えを待つ里
キヤノン EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS USM F14 1/20秒 -0.3補正 ISO100
■ 染まるつくばの峰
キヤノン EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS USMF14 1/8秒 -0.7補正 ISO400
■ 明けに咲く
キヤノン EOS 5D Mark IV / EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USMF5.6 1/40秒 ISO100
■ つつじの川
キヤノン EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS USMF14 0.6秒 -1 1/3補正 ISO100