マーキンスのVR-Holderは撮影のさいに障害となる振動を抑制するために開発された製品です。
VR-Holderをお使いになる利点は、2点支えをすることにより、ミラーショックなどの振動抑制に効果を発揮します。
また、レールに長さがあるため、重心合わせがしやすく雲台や三脚の安定につながりますので、野外での風やミラーショックなどにより発生する振動を最小限に抑えることができます。
更に基本素材に軽量かつ強度のあるアルミ合金を使用しておりますので耐久性にも優れ、各接続部はガタつきのおきないしっかりした構造になっております。
York(ローラー部)には、首の短いYK-15Sと、長いYK-15Lがありますが、支える2点のポイントの段差でお選びください。
YK-15Sの場合はVRクイックシューとYorkの段差が約1cm、YK-15Lの場合は約3.5cmとなります。
基本的には、バッテリーグリップを付ける場合はYK-15L、付けない場合はYK-15Sをお選びください。
メーカー | マーキンス(Markins) |
---|---|
型 番 | VR15LS |
クイックシュー |
レバータイプ |
York (ローラー部) |
YK15S (首の短いショートタイプ) バッテリーグリップ非装着用 |
サイズ | 240L×85W×55H mm |
重 量 | 311 g |
材 質 | アルミ合金 A6061-T6 |
VR-ホルダー使用の作例
自然風景写真家・鳥越章夫さんの ユーザーレポート より抜粋
● 作例1
≪撮影データ≫
Nikon D700 + Tamron SP180mm F2.5 LD
ISO200, F16, 1/15秒, 180mm
掛川市・加茂花菖蒲園での撮影です。 木道で近づけない遠くの菖蒲を狙うために180mmの望遠レンズでの撮影です。
単焦点レンズのため、三脚座が無く、低速シャッターになるとミラーショックによるブレが画面に現れます。
『ホルダーなし』の画像を拡大してみると、微細なブレが画像のシャープ感を損ねていますが、『ホルダーあり』の画像はブレが軽減されてシャープ感が改善されていることが分かるでしょう。
● 作例2
≪撮影データ≫
Nikon D700 + SIGMA 50-500mm F4-6.3 EXDG HSM + ×2テレコン
ISO200, F13, 1/15秒, 1000mm
浜名湖での早朝撮影です。三脚座のついているレンズではありますが、テレコンを装着して1000mmでの超望遠撮影のため、『ホルダーなし』の画面を拡大してみると大きくブレていることが分かります。 そこで三脚座を取り外し、VRホルダーを使用してレンズとカメラの2点で支えるようにしたら、『ホルダーあり』の画像のように見事にブレを止めることができました。
● 作例3
≪撮影データ≫
Nikon D700 + SIGMA 50-500mm F4-6.3 EXDG HSM
ISO1600, F6.3, 1秒, 500mm
五井山から蒲郡市の夜景を撮影したものです。夜景撮影では長時間露光が多く、少しの振動が画面のシャープ感を損ねてしまいます。
ここでもVR-ホルダーは大活躍してくれました。『ホルダーなし』の画像はミラーショックによるブレの影響が顕著に見られますが、『ホルダーあり』の画像ではブレがかなり抑制されているのが分かると思います。
長時間露光の際にも安心して使用することができます。
投稿はありません
プレート型番表更新のお知らせです。
— Markins Japan (@markins_jp) April 24, 2024
「ニコン NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S」 の適合プレートが追加されました。
このレンズには、PL-75 汎用レンズプレートをお勧め致します。
→ https://t.co/YJWruWi8mD
* ニコン プレート型番表
→ https://t.co/HSHWwK4SGT pic.twitter.com/1awSD6iDt5