高橋良典 | 自由雲台
テーマ
奈良県の冬風景
撮影者
写真家 高橋良典
撮影日付
2018年12月-2019年02月
撮影場所
奈良県(宇陀市、明日香村、東吉野村、天川村)
撮影機材
マーキンス
ソニー
α7RⅢ
FE16-35mm F2.8GM
FE24-70mm F2.8GM
FE70-200mm F4G OSS
FE-100-400mm F4.5-5.6GM OSS
FE16-35mm F2.8GM
FE24-70mm F2.8GM
FE70-200mm F4G OSS
FE-100-400mm F4.5-5.6GM OSS
スリック
E84H
ベンロ
C2570T
ハスキー
3Dヘッド
レビュー
高橋良典 (たかはしよしのり)
1970年、奈良県生まれ・奈良県在住。高校の頃から写真家を志し卒業後に上京。奈良をいったん 離れるが、東京で暮らすことによって改めて奈良の魅力に気づく。「自分が生まれ育った 奈良を写真に残し、その魅力を数多くの人に知って欲しい。」との想いから、1991年、東京工芸大学短期大学部を卒業後、生まれ故郷の奈良に戻り、大阪のフォトライブラリーで勤務する傍ら、撮影に励む。
2000年フリーの写真家となり、写真事務所「フォト春日」を設立。パンフレット・カレンダー・観光ポスター等へ風景写真を中心とした作品を提供。写真雑誌や出版物への写真提供及び原稿執筆を行う。また、奈良県の撮影と併行して国内各地にて自然の織りなす旋律をテーマに撮影を続けている。
日本写真家協会(JPS)会員
日本風景写真家協会会員
奈良県美術人協会会員
1970年、奈良県生まれ・奈良県在住。高校の頃から写真家を志し卒業後に上京。奈良をいったん 離れるが、東京で暮らすことによって改めて奈良の魅力に気づく。「自分が生まれ育った 奈良を写真に残し、その魅力を数多くの人に知って欲しい。」との想いから、1991年、東京工芸大学短期大学部を卒業後、生まれ故郷の奈良に戻り、大阪のフォトライブラリーで勤務する傍ら、撮影に励む。
2000年フリーの写真家となり、写真事務所「フォト春日」を設立。パンフレット・カレンダー・観光ポスター等へ風景写真を中心とした作品を提供。写真雑誌や出版物への写真提供及び原稿執筆を行う。また、奈良県の撮影と併行して国内各地にて自然の織りなす旋律をテーマに撮影を続けている。
日本写真家協会(JPS)会員
日本風景写真家協会会員
奈良県美術人協会会員
- 主な写真展 -
- 2018年 「呼吸」 ソニーストア大阪
- 2018年 「聖域」 奈良県吉野町・総本山金峯山寺
- 2018年 「儚くて美しい」 ソニーストア名古屋
もともとは3ウェイ雲台派の私だが、今までも自由雲台に全く魅力を感じなかったわけではない。風景写真の場合は撮影地まで歩くことも多く、本格的な山登りとまではいわずともトレッキング程度なら日常茶飯事。そんな時、コンパクトかつ軽量な自由雲台を魅力的に感じ、過去に数回手に取ったことがある。しかし、私には微調整しづらく、しかもネジを緩めたとたんにカクンとなってしまうなど、かえって撮影に集中できなくなり、結果、3ウェイ雲台を使う・・・。といったことで正直、私には自由雲台は合わないと思っていた。
そんな折、私が所属している日本風景写真家協会の先輩写真家数名の方からマーキンスの自由雲台ならそんな思いをせずに快適に使えると伺った。さっそく使ってみると、なるほど、開放と固定とを繊細なノブ動作で切り替えることが出来る。そして何よりも使いやすいのが、カメラから手を放しても雲台は動かず、そこから力をかけると滑らかに動く、いわば「半固定」状態。ノブ位置をそこにしておけば、従来の私の自由雲台へのイメージであったカクンと急に緩むこともなく、しかも微妙なテンションがかかっているので微調整がしやすい。私が所有しているレンズの中で最も重い100~400mmのズームレンズをつけてもしっかりと「半固定」状態を維持してくれた。カメラ位置が決まればそこからノブをさらに締めてしっかりと固定をすればよい。やはりネジが少ない分、3ウェイ雲台に比べると明らかにセッティングも早く、撮影を繰り返すうちに、これなら私にも合う!という確信を得た。また気温の極めて低い状況でも滑らかさは変わらなかったことを付け加えておく。
さらにリミットダイヤルにより、ノブの緩め具合の限界を自分好みの位置に設定しておけば、操作を急ぐ時、そこまで一気にノブを回してもそれ以上に緩むことがない。この点も非常に気に入っている。
また、カメラ機種ごとに専用設計されているプレートは、六角レンチでしっかりと固定するタイプ。カメラからのズレが全くなく、増し締めの頻度も極めて少ない。望遠レンズに取り付けるプレートに関して、100~400mmズームには2点止めのタイプを使うことで重量級のレンズでもしっかりとした保持ができる。プレートと雲台とはガタツキなく結合されるので安定したフレーミングが可能、カメラブレの心配もない。
三脚使用時にシャッターを切る際、状況に応じてリモコンとケーブルレリーズとを、使い分けているのだが、私の愛用しているソニー・α7RⅢはレリーズの差し込みがカメラの液晶側から見て左側にあるのでレリーズ使用の際、そこにLプレートが干渉しないか?また縦位置にした際、レリーズソケットが雲台に干渉しないか?を懸念していた。まずLプレートに関しては、まったく問題なく、端子部分のフタの開け閉めもスムーズに行える事が確認できた。そして最も心配していた縦位置撮影時だが、これはプレートと雲台のセンターをわずかにずらしてセットすることでクリアできた。この点は大きなポイントとなるので参考にしてほしい。
そんな折、私が所属している日本風景写真家協会の先輩写真家数名の方からマーキンスの自由雲台ならそんな思いをせずに快適に使えると伺った。さっそく使ってみると、なるほど、開放と固定とを繊細なノブ動作で切り替えることが出来る。そして何よりも使いやすいのが、カメラから手を放しても雲台は動かず、そこから力をかけると滑らかに動く、いわば「半固定」状態。ノブ位置をそこにしておけば、従来の私の自由雲台へのイメージであったカクンと急に緩むこともなく、しかも微妙なテンションがかかっているので微調整がしやすい。私が所有しているレンズの中で最も重い100~400mmのズームレンズをつけてもしっかりと「半固定」状態を維持してくれた。カメラ位置が決まればそこからノブをさらに締めてしっかりと固定をすればよい。やはりネジが少ない分、3ウェイ雲台に比べると明らかにセッティングも早く、撮影を繰り返すうちに、これなら私にも合う!という確信を得た。また気温の極めて低い状況でも滑らかさは変わらなかったことを付け加えておく。
さらにリミットダイヤルにより、ノブの緩め具合の限界を自分好みの位置に設定しておけば、操作を急ぐ時、そこまで一気にノブを回してもそれ以上に緩むことがない。この点も非常に気に入っている。
また、カメラ機種ごとに専用設計されているプレートは、六角レンチでしっかりと固定するタイプ。カメラからのズレが全くなく、増し締めの頻度も極めて少ない。望遠レンズに取り付けるプレートに関して、100~400mmズームには2点止めのタイプを使うことで重量級のレンズでもしっかりとした保持ができる。プレートと雲台とはガタツキなく結合されるので安定したフレーミングが可能、カメラブレの心配もない。
三脚使用時にシャッターを切る際、状況に応じてリモコンとケーブルレリーズとを、使い分けているのだが、私の愛用しているソニー・α7RⅢはレリーズの差し込みがカメラの液晶側から見て左側にあるのでレリーズ使用の際、そこにLプレートが干渉しないか?また縦位置にした際、レリーズソケットが雲台に干渉しないか?を懸念していた。まずLプレートに関しては、まったく問題なく、端子部分のフタの開け閉めもスムーズに行える事が確認できた。そして最も心配していた縦位置撮影時だが、これはプレートと雲台のセンターをわずかにずらしてセットすることでクリアできた。この点は大きなポイントとなるので参考にしてほしい。
私は奈良県に生まれ、奈良県に育った。それゆえに「奈良県を写真に残し数多くの人にその魅力を伝えていきたい」との思いで奈良県の撮影を軸足に撮影を続けている。
奈良といえば、有名社寺を頭に浮かべる方も多いだろう。私の撮影でも、数多くの社寺様や建物が撮影対象になり、また依頼を受けて撮影をさせていただく機会も多い。そのような時は独立して水平を調整できる3ウェイ雲台の方が向いていると感じることがある。そこで3ウェイ雲台にはカメラとの素早い着脱を可能にするためマーキンスのクイックシューを常時取り付けている。もちろん取り付けに関しては自由雲台との組み合わせと何ら変わりなくしっかりと固定できる。この剛性感のあるクイックシューとプレートは3ウェイ雲台派の方にも是非使ってみてほしい。
上記クイックシューだが、私が使用しているのは「マーキンス QR-70P-38 パノラマクイックシュー」本来の目的はパノラマ撮影のためにクイックシューに水平回転機能を持たせたものである。それを使う理由として、カメラ側のプレートは横向き。レンズ側のプレートは縦向きと方向が違う。自由雲台使用の際には全く問題ないのだが、3ウェイ雲台にカメラを取り付ける際には、どちらのプレートを使うかで雲台の向きが90度別方向を向いてしまうことになり、結果、当たり前のことだが、パン棒の位置が変わり、使い勝手が悪くなってしまう・・・。
そこでパノラマクイックシューなら、カメラ側のプレート、レンズ側のプレートに応じてクイックシュー自体を回転させることが出来るので使用感を変えることなく操作が可能だ。
奈良といえば、有名社寺を頭に浮かべる方も多いだろう。私の撮影でも、数多くの社寺様や建物が撮影対象になり、また依頼を受けて撮影をさせていただく機会も多い。そのような時は独立して水平を調整できる3ウェイ雲台の方が向いていると感じることがある。そこで3ウェイ雲台にはカメラとの素早い着脱を可能にするためマーキンスのクイックシューを常時取り付けている。もちろん取り付けに関しては自由雲台との組み合わせと何ら変わりなくしっかりと固定できる。この剛性感のあるクイックシューとプレートは3ウェイ雲台派の方にも是非使ってみてほしい。
上記クイックシューだが、私が使用しているのは「マーキンス QR-70P-38 パノラマクイックシュー」本来の目的はパノラマ撮影のためにクイックシューに水平回転機能を持たせたものである。それを使う理由として、カメラ側のプレートは横向き。レンズ側のプレートは縦向きと方向が違う。自由雲台使用の際には全く問題ないのだが、3ウェイ雲台にカメラを取り付ける際には、どちらのプレートを使うかで雲台の向きが90度別方向を向いてしまうことになり、結果、当たり前のことだが、パン棒の位置が変わり、使い勝手が悪くなってしまう・・・。
そこでパノラマクイックシューなら、カメラ側のプレート、レンズ側のプレートに応じてクイックシュー自体を回転させることが出来るので使用感を変えることなく操作が可能だ。
近年ではカメラの手ブレ補正機能がより進化。手持ち撮影がしやすくなったとはいえ、暗い場所での撮影をはじめ、スローシャッターでの表現や、より正確なフレーミング。また、朝夕など明暗差の大きなシーンでハーフNDフィルターを使用する際の微妙な位置調整など、三脚を使って出来ることのメリットは数えきれない。
■ 水鏡
ソニー α7RⅢ / FE16-35mm F2.8 GM1/6秒 F11.0 +0.5 EV ISO100 ハーフND使用
■ 暗闇を破る
ソニー α7RⅢ / FE24-70mm F2.8 GM1/90秒 F8.0 +0.0 EV ISO100 ハーフND使用
■ 冬の気配
ソニー α7RⅢ / FE100-400mm F4.5-5.6 GM1/200秒 F8.0 -0.5 EV ISO400
■ 残したい風景
ソニー α7RⅢ / FE24-70mm F2.8 GM1/20秒 F16.0 -0.5 EV ISO400